MagneticMaterials: 磁石材料プロジェクト
担当:坂本吉宏
磁石は極めて身近に使われている機能材料です。鉄酸化物で作られたフェライト磁石や、強い磁力を持つネオジム磁石などが有名です。モーターの回転にも磁石が必要であり、電気自動車のモーターに使用できる新規磁石材料の開発が求められています。飽和磁化が大きく保磁力の高い磁石材料が求められますが、普及のためには、耐熱性や強度、環境に優しく安価な元素で構成されていることも求められています。
本プロジェクトにおける主なデータ収集対象グラフは、磁化ヒステリシス曲線(磁化率の磁場依存性)と、飽和磁化の温度依存性のグラフです。
磁石材料のデータはStarrydataで2番目に集め始めたデータで、2019年4月から本格的に集め始めました。以下の図は、Starrydataに収録された磁化ヒステリシス曲線を1枚のグラフに重ね描きしたものです。
StarrydataのMagneticMaterialsプロジェクトに収録された
磁石材料の磁化ヒステリシス曲線の例